梨の葉に含まれるポリフェノールの機能!

「二十世紀梨は、その葉に豊富なポリフェノールを含有!」

この発見によって、これまで注目されなかった二十世紀梨の葉が脚光を浴びることとなります。今回は、二十世紀梨の葉に含まれるポリフェノールのひとつ「ジカフェオイルキナ酸」をご紹介します。

ジカフェオイルキナ酸に抗インフルエンザ作用!

二十世紀梨の葉に含まれているポリフェノールのうち、もっとも多いのが3,5-ジカフェオイルキナ酸(3,5-DCQA)です。

ジカフェオイルキナ酸の健康への効果を調べると、ブラジル産グリーンプロポリスの水抽出物の抗インフルエンザ作用に関する報告がヒットします。

このプロポリスには、クロロゲン酸、3,4-ジカフェオイルキナ酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸、4,5-ジカフェオイルキナ酸、3,4,5-トリカフェオイルキナ酸などが含まれているようです。二十世紀梨の葉に含まれている3,5-ジカフェオイルキナ酸もありますね。

この報告では、このプロポリスに含まれるポリフェノールがインフルエンザ感染細胞の生存率を改善できるかで、その効果を評価しています。

最も効果が高かったのは、3,4-ジカフェオイルキナ酸!

3,4-ジカフェオイルキナ酸は、今回評価したポリフェノールの中で最も低い濃度で細胞の生存率を改善することができています。二十世紀梨の葉に含まれる3,5-ジカフェオイルキナ酸はというと、3,4-ジカフェオイルキナ酸より濃い濃度での生存率改善効果が確認されています!

ということは、3,5-ジカフェオイルキナ酸"にも"抗インフルエンザ作用はある!と言えるでしょう。ちなみに、作用する濃度は様々ですがキナ酸以外のポリフェノールでも生存率の改善は確認されています。


もう少しいい話はないかな。


この報告では、インフルエンザ感染細胞の生存率のほかに、ポリフェノール自身の細胞毒性も評価されています。

二十世紀梨の葉に含まれる3,5-ジカフェオイルキナ酸は、抗インフルエンザ作用が最も高かった3,4-ジカフェオイルキナ酸に比べて、高濃度での細胞毒性は低いことが示されています。細胞への直接障害は、二十世紀梨の葉の3,5-ジカフェオイルキナ酸の方が低いようです。



結論は?

二十世紀梨の葉に含まれる3,5-ジカフェオイルキナ酸は、抗インフルエンザ作用を有しており、細胞毒性は低い(高くない)ことがこの報告から読み取ることができました。


まだ勉強中ですが、二十世紀梨の葉に含まれている3,5-ジカフェオイルキナ酸にはRSウイルスに対しても抗ウイルス活性があることが報告されているようです。

資料を確認して、またご紹介いたします(_ _)

NASHIBA PROJECT

鳥取県の特産物としてよく知られた二十世紀梨。酸味と甘さのバランスがとれたジューシーで爽やかな味は、梨作りの達人たちの100年以上に渡る栽培管理の賜物です。 NASHIBA PROJECTは、豊富なポリフェノールを含む二十世紀梨の葉「なしば」に着目し、これらポリフェノールの健康への効果や機能を科学的に検証。これまでにない特産品を開発し、新しい二十世紀梨文化の創成を目指します。